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2024年11月例会


劇団 前進座公演

人情噺  文七元結(ぶんしち もっとい

併演 楽しい歌舞伎

落語でもお馴染み、三遊亭圓朝の人情噺を芝居にした、笑いと涙にあふれた傑作。

2024年11月25日(月)

午後6時30分開演

 場所 シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢

あらすじ

左官の長兵衛は、腕はいいがバクチと酒にかまけて稼業はほったらかし。女房 お兼との間には喧嘩が絶えません。娘 お久は、そんな不和に心を痛めて、自ら吉原の遊女屋佐野槌に身を売って金をこしらえようとします。娘の孝行に打たれた長兵衛は、すっかり目が覚め、懸命に働いて一年のうちに迎えに来ると誓い、佐野槌から五十両を借り受けます。その帰り道、身投げしようとしている若い男 文七を助けるのですが・・・


『文七元結』を観る前に・・・

『併演 楽しい歌舞伎』

歌舞伎のあれこれ、立廻りに女形、音楽や舞台機構などー—歌舞伎の面白さを知ると、より豊かに歌舞伎を味わうことが出来ます。 出演者があなたを歌舞伎の世界に案内します。


2024年9月例会(終了しました)


劇団民藝公演

『泰山木の木の下で』

2024年9月17日(火)

午後6時30分開演

会場:シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢

作 小山祐士

演出 丹野郁弓

出演 日色ともゑ 塩田泰久 船坂博子  千葉茂則 桜井明美 ほか 

マンドリン・ポルトガルギター マリオネット

ストーリー

小さな汽船が行き来する瀬戸内海の小さな島。白い大きな花をつける泰山木。その木の下で質素に暮らすハナ婆さん(日色ともゑ)は、貧しいながらも9人の子どもを産み、戦争中に優良多子家庭として表彰されました。しかし3人の子は戦死、のこる6人の子までも、広島の原爆で亡くしてしまいました。思えば、殺されるために生んだようなものだ—。悲しい体験をもつハナは戦後、人助けのつもりで、頼まれると密かに子どもをおろしてやっていたのです。 早春のある日、ひとりの男が泰山木のその家を訪れます。堕胎の罪でハナ婆さんを逮捕しにやって来た木下刑事(塩田泰久)です。御幸署へ連行する戦中でハナ婆さんの話を聞く木下刑事も、また誰にも言えない苦悩を抱えていたのでした・・・。


2024年7月例会(終了しました)


第359回例会

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場 公演

『星をかすめる風』

 

2024年7月20日(土)

午後6時30分開演

会場:シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢

原作 イ・ジョンミョン(『星をかすめる風』(鴨 良子訳 論創社刊

脚本・演出 シライケイタ

出演 葛西和雄 広戸 聡 北 直樹 矢野 貴大 岡山豊明 藤代 梓 ほか


終戦間際の福岡刑務所。看守の杉山が何者かに殺され、若い看守、渡辺は杉山を殺した犯人捜しを命じられる。聴取を進めていた渡辺は、日本名「平沼東柱」こと「尹東柱(ユン・ドンジュ)という若い詩人が関係していると確信する。はたして、この人物は何者なのか?杉山を殺したのは一体誰なのか?事実を明らかにした渡辺の前に、意外な真実が待っていた・・・。



 5月例会(終了しました)


第358回例会

東京ヴォードヴィルショー

『その場しのぎの男たち』

作 三谷幸喜

演出 鵜山 仁(文学座)

2024年5月29日(水)

午後6時30分開演

場所 シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢

 

出演 佐藤B作   佐渡 稔  石井愃一 たかはし等 山本ふじ子 大森ヒロシ 瀬戸陽一朗  中田浄 まいど豊 市瀬理都子 玉垣光彦 村田一晃 大迫右典 喜多村千尋

石倉三郎 伊藤桃花 江端英久 

佐藤B作率いる劇団『東京ヴォードヴィルショー』創立50周年記念作品

物語

明治24年の滋賀県大津市、訪日したロシア皇太子が沿道を警備中の巡査に切り付けられた。組閣5日目の松方正義内閣にとって、‘晴天の霹靂’、日本の命運にかかわる大インチ!しかし善後策はどれも「その場しのぎ」、的外れのものばかり・・・

 


3月例会(終了しました)


第357回例会

オペラシアターこんにゃく座

『さよなら、ドン・キホーテ』

2024年4月8日(月)

午後6:30開演

会場 シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢

台本・演出 鄭 義信

作曲 萩 京子

作品のテーマは?と問われれば

「今の時代そのもの」

ものがたり

1940年代フランスのいなか町。古い厩舎で馬を飼って暮らす、トーマスとベルの父親。ベルは学校へ行かず、いつも厩で本を読んで過ごしている。大好きなのは「ドン・キホーテ」。いつか自分は男になって世界を旅する騎士になることを夢みている。ある夜、家族とはぐれ逃れてきたユダヤ人のサラを厩の隅でみつける。ベルはサラに、僕が君を守ってあげると約束するが、戦争の影はこの町にも忍び寄ってきて・・・。馬丁のルイ、ベルの担任のオードリー、そして厩舎で飼われる”馬”のロシナンテとサンチョ。それぞれの境遇を生き抜く人々と2匹の馬の物語。


1月例会(終了しました)


第356回例会

こまつ座

『連鎖街のひとびと』

2024年1月19日㈮

午後6:30開演

会場 シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢

作 井上ひさし

演出 鵜山 仁

音楽 宇野誠一郎

出演 高橋和也 千葉哲也  加納幸和  鍛冶直人  西川大貴  朴 勝哲   石橋徹郎  霧矢大夢

時代の流れに追い詰められた劇作家二人

土壇場で発揮されるのは人の心の強さ

昭和20年旧満州国 大連市 

とり残された劇作家たちに課された使命は

通訳将校歓迎会の台本作り

しくじればシベリア送りの状況下

時間も食事も俳優も何もかもが足りない中で

生み出されたのは起死回生の逆転劇